ダメ社長。

 

ド素人の自分が生意気に、今のシーンを取り巻く楽曲、アーティストの魅力を、多くの人々に伝えたくて開設したこのブログ。

 

生まれた頃からオカンがジャズの歌手だったから、これまでかなりの音に触れてきたつもりだったけど、自分の中で聴いて、汲み取って、その魅力を感じるだけだと、もはや足らなくなってきたので。。

メジャーとか無名とか関係なく、自分が本当に良い!と思うモノを、拙い文章力ながらたくさん掲載していこう!と思ってます。

 

 

第一回目は、マスダ社長の『カーテンコール』について。

 

このマスダ社長、あまり知られてないと思うけど、自分は2014年頃からとにかくファン。

 

何が好きってマスダ社長は、とにかくダサいを武器に出来るオトコなのだ。

 

彼の楽曲は、男の情けなさとか、カッコ悪い部分を全面に出したリリックが大半を占める。それでいて、例えるならばCRAZY KEN BAND横山剣に近い、哀愁の強いソウルフルボイスで歌い上げるから、ワンフレーズずつがちゃんと心に刺さる。

 

実際HIP HOP方面でも、GADOROとかT-PABROWみたく、最近売れてるMCは結構ダサいを武器にしてることが多い。

けどそういう楽曲のほとんどは、「成り上がり」がテーマである。

ようは「金がない」とか「ボロい家」とか「クソみたいなlife」とか言っても、オチはそこから這い上がる〜的な内容になるのだ。

 

ていうか皆それが目的で音楽やってるんだろうし、それを聴いて前向きになれるし、別にそれはそれで素晴らしい。

 

だが、このマスダ社長が前述したMC達と一線を画しているのは、最後までダサい!!ということ(笑)

 

惚れちゃったキャバ嬢に、金もないのに高額なプレゼントをしてあげる、、っていう内容の『買ってあげるって!』って曲では、

 

 

やっぱりお金ないんでしょって

男にそんな事言うんじゃない

オレにはセゾンカードがある

明日から仕事頑張るし!

 

 

そしてラストのサビで、

 

 

だから買ってあげるって 

買ってあげるって 買ってあげるって

だけどクロエはまた今度!

 

 

こう締めくくる。格好つける気がサラサラないし、結局最後までクロエは買えなかった(ちなみに途中でバレンシアガとかヴィトンも出てくるけど、どれも買えてない)。

 

そして自分がマスダ社長で最も好きな曲が、この『カーテンコール』。

もうここ3年くらい、どんだけリピートしたかわからない。

 

 

 

 

 

ダメ人間の根拠の無い自信でも、それさえ持ってればヒトは強くなれる。そんな事を感じさせる一曲。

 

サイトを見る限り、最近のマスダ社長は全国様々な場所で精力的に活動してるっぽいので、ぜひ頑張って頂きたい(何様)。

 

 

こんなヤツだけど、愛すべきオトコ。そう思わせるのが、マスダ社長の魅力なのでしょうか。。